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【ツキイチ通信】2023年10月号 飛騨高山のクマ事情について

お世話になっております。

飛騨高山で山菜・キノコなど、「山の幸」の品揃えをしております山一商事特販部でございます。

このツキイチ通信デジタル版では地元の飛騨高山と弊社山一商事をもっと知って頂きたいと、地元の原料状況、市場状況、また地元飛騨高山情報など発信しております。

 

ここ飛騨高山は10月下旬ともなると朝晩が非常に冷え込み家では暖房が必要となってきました。

そんななか高山市内は土日となるとあいかわらず観光客が多く訪れて、街中は大勢の人で賑わっています。

今年は熊のニュースが多い

最近人がクマに襲われるニュースが頻繁に流れています。

今年はドングリ類が凶作で、餌を求めて人里周辺に出没するようになっているとの事ですが、

岐阜県内でも熊出没件数は524件と昨年の倍となっていって、ここ高山市では今年すでに

3件のクマによる人身被害がありました。

私は今年に入って山道を運転していると3回クマと出会っていますので非常に怖い年になっています。

このシーズンはキノコ狩りをして天然のキノコが市場に出回るのですが、今年はクマが怖くて山に入れず、

キノコが市場にあまり出てこない事態となっています。

クマの出没件数が多いのは狩猟されるクマの頭数が昔と比べ減少している事も一つの要因

と考えられるそうで、昔と違って猟友会のメンバーも減り高齢化も進んでいるため、

適正な頭数を間引きする事ができなくなっているようです。

猟友会員減少の要因としてクマは昔1頭100万円で売れていたのが、

銃の規制が厳しくなり獲ってもほとんどお金にならないため、

危険を冒してまで趣味で狩猟する人が激減しているのが大きいようです。

またクマ以外にもサル、鹿、イノシシ等も多く出没し畑に被害を与えています。

里山の動物たちとの共生とジビエの役割り

当然動物たちは全く悪くないのですが、いったん人が住み里山となった限りは

周辺に住む動物とうまく共生していかないと生活していけません。

適正に間引かれた獣がジビエとして有効利用され、それが仕事として成り立っていけば

若い人達の猟友会への関心ももっと高まり、今の猟友会もうまく世代交代が進むのかも知れません。

これから冬に入り、11月1日~2月15日まで狩猟期間に入ります。

高山はこの狩猟期間クマでも何でも獲れる獣は獲って良い期間となっていきます。

 

今後も地元の原料状況、市場状況、また地元飛騨高山情報など発信しております。

どうぞお付き合いの程よろしくお願い致します。

 

これから冬に入り、11月1日~2月15日まで狩猟期間に入ります。

高山はこの狩猟期間クマでも何でも獲れる獣は獲って良い期間となっていきます。

 

今後も地元の原料状況、市場状況、また地元飛騨高山情報など発信しております。

どうぞお付き合いの程よろしくお願い致します。

 

(山一商事 特販部 0577-57-8132)

 

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